『宮廷画家ゴヤは見た』
今日、会社帰りに観てきました。これで2回目になります。
オスカー男優となり旬なハビエル・バルデム、もうすぐ公開される『ブーリン家の姉妹』のナタリー・ポートマン、激動時代のスペインを目撃する画家ゴヤを演じるのは『パイレーツ・オブ・カリビアン』のステラン・スカルスガルド、『ブロークバック・マウンテン』に短い出演ながらインパクト強かった牧場主のランディ・クエイド等凄い顔触れでした。
以前にスペイン映画『裸のマハ』見たけど、ゴヤはベートーベンと同じ中途難聴者だったとは知らなかったです。今回の映画は正しく聴覚障害者を扱ってるので、同じ障害者として嬉しかったんです。劇中のゴヤはちゃんと手話通訳者同行なのが、素晴らしかったです。
以下ネタバレです。
ゴヤの作品イメージと言えば、宮廷画家らしい綺麗な絵とか有名なのはやはり「裸のマハ」で、退廃的な画家かとばかり思いました。実際には違っていました。
両陛下の寵愛を受けながら、社会を風刺して皮肉屋な版画作家(ジャーナリストというか、現代風といえば政治マンガかもしれません)の顔を持っていたのです。リアルでグロテスクな描写までありました。そちらの方が生き生きしておりました。芸術を愛しながら、異端信者狩りを復活しようと唱えたかと思えば、美貌の商人娘に魅せられて手を出してしまう人間臭くて俗物的な神父を見事に演じ切ったハビエルは本当にオスカー級でした。ナタリー・ポートマンも美貌をかなり捨て、醜い容貌(もちろんメイキング)までやるとは凄すぎました。日本公開は2年も遅れたとは、本当にあんまりだと思います。


