『ハリウッドランド』
テレビドラマのアメコミヒーローのスーパーマン俳優の死の謎を追う映画だ。タイトルの「ハリウッドランド」の意味も深くてぴったりだと思った。ハリウッドの都市伝説のひとつでもある「スーパーマンの呪い」も俳優の謎の自殺死の始まりなのだ。追う探偵扮するのは『戦場のピアニスト』でオスカー男優のエイドリアン・ブロディ(相変わらず貧弱そうな顔に似合わず凄い肉体美だわ!)、スーパーマン俳優で有名なジョージ・リーブスを演じるのはオスカー脚本賞受賞したベン・アフレック、ジョージの愛人でMGM社長夫人を演じるのは美しいダイアン・レイン。俳優としてはあまりイマイチだったベン・アフレックは今回の役作りのために体を太らせて膨大な放送されたテレビシリーズ全回を見て研究してそっくりに出来上がるとは凄すぎる。本当にジョージのそのものに見えてもう脱帽だ。ゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネートされたのも納得。哀愁漂う男の背中を演じるとは、素晴らしかった。年を重なってますます輝くばかり美しくなったダイアン・レインの演技も見ものだ。時代の背景に相応しいフィルム・ノワールムービーなんだ。
余談になるが、去年『スーパーマン・リターンズ』でスーパーマン役に抜擢された大型新人のインタビューによると、「スーパーマンの呪い」は怖くないかと聞いてみたところ、「スーパーマンの呪いより、採用されない方が怖かった」とのことだった。心強い回答だったので、これからの続編に期待したいものだ。


