『ボルベール(帰郷)』
私にとっての最高の脚本傑作『トーク・トゥ・ハー』のペドロ・アルモドバル監督の新作で大いに期待してきた。本当は女性監督が手掛けたのではと疑いたくなるぐらい、男性のくせによく女性を知り尽くしてる。主演には“スペインの宝石”と呼ばれてるペネロペ・クルス。今までの彼女の主演の中で今回が一番最高の演技を披露した。流行ファッションや時代劇のコスチュームを纏うペネロペは確かに綺麗だが、最高とは思えなかった。しかし、肝っ玉のお母さん風の普段服の姿が本当によく似合って美しい。小さい時、ヴィットリオ・デ・シーカ監督作品『ひまわり』を観てソフィア・ローレンの大ファンになった私としても、ペネロペ・クルスこそ、ポストソフィア・ローレンだと思う。(『マレーナ』のモニカ・ベルッチがポストだと言われるが) 映画のキャッチフレーズには「女性讃歌3部作」となってるが、完全に女性映画なのはこれだと思う。さすがカンヌ映画祭ではこの映画の出演6人女優全員に女優賞を与えただけはある。米国アカデミー賞もペネロペは初めて主演女優賞ノミネートされてる。女の悲しみをよく表現され、感情移入が出来、心を揺さぶられる。もうただ素晴らしい!!!!


