オーストラリア・アニメーション選集
オーストラリア映画祭
★『バースディ・ボーイ』(2004年 原題:Birthday Boy)
オーストラリア移住した韓国人シージョン・パク監督によるのCGアニメ。
朝鮮戦争の中で無邪気に遊ぶ幼児の話である。これは『太陽の帝国』や『戦場の小さな天使たち』とも共通するが。胸がシーンとする。
★『息をとめて』(2001年 原題:Holding Your Breath)
影絵のようなアニメ。シンプルだが、心に打たれる。
★『エイダ』(2002年 原題:Ada)
どうやってアニメ製作しただろうと思うぐらい、手作り絵本のような作風だ。
ただ豆を剥く続けるおばあさんの話。
★『クラッカー・バッグ』(2003年 原題:Cracker Bag)
これだけはアニメではなく実写短編映画である。短いだが、とても中身が濃くて面白かった。
★アダム・エリオット監督のアニメーション三部作
『おじさん』(1996年 原題:.Uncle)
『いとこ』(1998年 原題:Cousin)
『兄』(1998年 原題:Brother)
どれもあらゆる障害を持つキャラばかりだった。きっとディズニーや宮崎駿だったら、とても真似が出来ないぐらい毒のあるアニメだ。本来なら差別になりそうところを人間として生き生きと描くところが凄すぎる!素晴らしかった。
★『ハーヴィ・クランペット』(2003年 Harvie Krumpet)
2003年度アメリカのアカデミー賞短編アニメーション賞受賞したアダム・エリオット監督作品。紙粘土で作ったアニメ。(ウォレスとグルミットシリーズと同じ手法)これもまた知的障害を持つ主人公の生涯物語だ。アニメを見て泣くのは『火垂るの墓』以来久しぶりだ。本来なら悲劇のはずなのに、実写傑作映画『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』と思わせる手法でユーモアたっぷりで愛のある内容だった。『フォレスト・ガンプ/一期一会』のような流れ方だった。おまけにナレーション担当にはナント『シャイン』でアメリカアカデミー賞主演男優賞受賞したオーストラリアの名優ジェフリー・ラッシュ。今度は是非にアダム・エリオット監督の長編アニメーションを観てみたいと思う。


